当てずっぽうで銘柄やペアを決めて売買をしていても、投資の腕は上達しません。
腕が上達しないと、何時まで経ってもギャンブル的な買い方を余儀なくされます。
少しでも上達し、資産を増やそうと考えているのならテクニカル指標を徹底的に勉強してください。
このテクニカル指標には、様々な方法が確立されていますが、この場面にはこのテクニカル指標だとか、この場面にはこれだとか、使い分けが最も重要になってきます。
各テクニカル指標にも得手不得手があるんですね。
テクニカル指標の全てとは言いませんが、自分の必勝パターンができるまでは地道な努力が必要です。
必勝パターンさえできれば、必ず勝率は上がってきます。
それでは、資産を倍増させるためにコツコツ頑張っていきましょう。
目次
テクニカル指標の種類
まずはテクニカル指標にどんな種類があるのかを見ていきましょう。
テクニカル指標には大きく
- トレンドフォロー系
- オシレーター系
- 出来高系
といった種類に分かれます。
それぞれには以下のテクニカル指標があります。
トレンドフォロー系テクニカル指標
トレンドフォロー系は、相場のトレンドがどちらの方向に向かっているのかを確認するために使用するテクニカル指標 です。初心者の段階では上昇トレンドに乗って利益を得ることを目指すことが重要です。
なぜなら、下降トレンド時に買いのポジションをとることはリスクも高く、大きな損失につながりやすいからです。
トレンドフォロー系の指標には、
- 移動平均線
- 一目均衡表
- パラボリック
- ボリンジャーバンド
- MACD
などがあります。
これらは、トレンドフォロー系の指標の中でも、特に使いやすく人気の高い指標です。
それぞれ使い方や特徴が異なりますので、しっかりと学習し、実戦で使えるようにマスターしていきましょう。
移動平均線
移動平均線とは、一定期間の価格の平均値を線としてつなぎ合わせたもので、相場の方向性を確認するテクニカル指標です。
一般に株価チャートを見るとローソク足のならびにあわせるように2本または3本の線が絡むように配置されています。
これら3つの移動平均線の関係性から状況を把握する方法が一般的な使い方となります。
一目均衡表
一目均衡表とは、日本人によって考案されたテクニカル指標です。
考案者は一目山人(いちもくさんじん)という方で、そのハンネの名から因んで一目均衡表という名づけられたました。
「ごちゃごちゃしていて見にくいな」と思った方も多いかと思いますが、慣れてしまえば優秀なテクニカル指標ですので、勝率もぐっと上がります。
パラボリック
パラボリックとはJ.W.ワイルダー氏が開発したSAR(ストップ&リバースポイント)というラインを用いたテクニカ指標です。
パラボリックには「放物線」という意味があり、SAR(ストップ&リバース)という点を結ぶと放物線になることから「パラボリック」と呼ばれています。
描かれた放物線(SAR)と実際の価格の交差するポイントが売買転換点を示しており、途転(ドテン)を繰り返して行うのがパラボリックの使い方になります。
ボリンジャーバンド
ボリンジャーバンドとは1980年頃に米国人投資家のジョン・ボリンジャー氏が考案したテクニカル指標です。
平均移動線を進化させてもので、相場の振れ幅(ボラティリティ)を統計学に基づいてつくられた指標です。
その精度の高さから多くの投資家に愛用され、信頼度の高い指標と定評があります。
MACD
MACDとは移動平均線をさらに見やすく進化させた人気のトレンドフォロー系と、買われ過ぎ売られ過ぎを把握できるオシレーター系の要素を併せもったテクニカル指標です。
特徴としましては、テクニカル指標の中でも比較的 騙しが少なく、初心者でもトレンドを見るのにわかりやすい人気の指標となっています。
オシレーター系テクニカル指標
オシレーター系は、買われ過ぎ、売られ過ぎを判別するためのテクニカル指標 です。上昇トレンドだからといっても、青天井に価格が上昇して行くわけではありません。
上昇トレンドだからと安心して買いポジションを持つのではなく、このオシレーター系テクニカル指標で上値余地いて確認するようにしましょう。
オシレーター系の指標には、
- ストキャスティクス
- RSI
- DMI
などがあります。
これらは、トシレーター系の指標の中でも、特に使いやすく人気の高い指標です。
それぞれ使い方や特徴が異なりますので、しっかりと学習し、実戦で使えるようにマスターしていきましょう。
ストキャスティクス
ストキャスティックスは1950年代にジョージ・レイン(George Lane)によって考案されたテクニカル指標です。
半世紀以上前に生み出されて、いまだに人気が高い指標で、トレンドがない相場でも売られ過ぎ、買われ過ぎを判断する万能テクニカルツールといえます。
RSI
RSIとはRelative Strength Index(相対力指数)を略したもので、投資家の心理を把握しようとした指標です。
RSIは米国テクニカルアナリストのJ.W.ワイルダーによって開発された、テクニカル指標です。
RSIは、ある期間の値動きに対して、どれくらい価格が上昇したかの割合をグラフに表した指標で、その割合によって買われ過ぎか売られ過ぎかを判断します。
DMI
DMIとは、市場の状態を見極めるために、米国テクニカルアナリストのJ.W.ワイルダーによって考案されたテクニカル指標です。
RSIやストキャスティクスなどは逆張り系のオシレーター系指標なのですが、一方に強く傾くトレンドの相場ではほとんど機能しません。
その欠点をカバーするための順張りのオシレーター系指標として、トレンドの有無と強弱を探ろうと考案されたものです。
需給系テクニカル指標
相場における価格だけではなく、売買の出来高(ボリューム)を分析するテクニカル指標です。
「出来高は価格に先行する」と言われるように、価格が上昇するときは出来高を伴うことが多く、価格が下落するときは出来高がほそることが多いです。
この出来高がどれだけあったかを元に、買われすぎか売られすぎかを判断する指標となります。
需給系の指標には、
- 出来高移動平均線
- ボリュームレシオ
などがあります。
これらは、需給系の指標の中でも、特に使いやすく人気の高い指標です。
それぞれ使い方や特徴が異なりますので、しっかりと学習し、実戦で使えるようにマスターしていきましょう。
出来高移動平均線
出来高移動平均線とは、価格の移動平均線と同じように2種類の指定した期間の出来高の移動平均線から、相場の過熱感を調べる時に用いられるテクニカル指標です。
「出来高は価格に先行する」という言葉があるくらいで。投資をする上では重要な指標になってきます。
ボリュームレシオ
ボリュームレシオとは相場における価格だけではなく、売買の出来高(ボリューム)を分析するテクニカル指標です。
「出来高は価格に先行する」と言われるように、価格が上昇するときは出来高を伴うことが多く、価格が下落するときは出来高がほそることが多いです。
この出来高がどれだけあったかを元に、買われすぎか売られすぎかを判断する指標となります。
今回紹介したテクニカル指標に限らず、テクニカル指標は銘柄やペアに合わせて使い分けることをお勧めします。
過去のチャートからテクニカル指標の動きの相性を確認することで、相場でより勝ちやすくなるのです。